曹洞宗 福聚山観音寺(ふくじゅさんかんのんじ)郵便番号956-0862 新潟県新潟市秋葉区新町2-5-51

お寺の外観の写真

和笑のひとり言

数年前に「トイレの神様」という歌が人気となりましたが、歌詞にトイレを掃除するとトイレの女神様みたいに綺麗になれる」という内容があるように、昔から「厠(かわや)の神」とも言い、トイレには神仏様がおられると言われます。
曹洞宗ではトイレのことを「東司(とうす)」と呼び、寺院を構成する七つの建物(七堂伽藍)の東側を司るひとつとなっているのです。そこで東側を司るのですから仏様がおられます。祀られている「東司の仏様」は、「烏枢沙摩明王(うすさまみょうおう)です。東司は古くから「怨霊や悪魔の出入口」と考える思想がありました。実際に東司は不浄な場所であり、烏枢沙摩明王さまの「烈火で不浄を清浄と化す」炎の功徳によって清浄な場所に変えるという信仰が広まり、曹洞宗寺院の東司で祀られ、今に伝わっています。
また、烏枢沙摩明王さまは、心の浄化はもとより日々の生活のあらゆる不浄を清める功徳もあるのです。あなたの身と心の健康を願い、あなたが生活をより良く営むよう見守っていて下さるのです。但し、そこには私たちの心の置き方も必要となります。
道元禅師様は「浄」と分け「不浄」と分ける心こそ差別の心の芽生え」と言われます。不浄であるから掃除をする、綺麗だから掃除をしない、ではなく、掃除をする行為が大切なのであり、そこに差別のない心が育つのです。「トイレの神様」の歌詞のように「浄」「不浄」の差別を心に作らず清掃をすることが綺麗(身も心も)になれること、と言っているのでしょう。

住職のイラスト

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